ヒイラギは鱗の棘条が堅い魚

ヒイラギは、スズキ目に 属する魚です。東アジアの温帯域などに多く生息しており、かつてはセイタカヒイラギ属に分類されていました。成魚は全長約15センチになりますが、通常は10センチ前後が多くなっています。体形は側偏した楕円形で、広葉樹の葉に似たカタチをしています。後頭部が突き出ており、同様の生息地を持つ沖ヒイラギと区分できます。体色としては、青みがかった銀白色で、後頭部に黒褐色の斑点を持っています。背鱗は8棘条と16軟条で、脇腹の1棘を含めて何れも鋭くなっています。体表には粘液が大量に分泌されており、触るとヌメリ感があります。体の後半部分は、微小で剥がれやすい鱗に覆われていますが、頭部を含んだ体の前半部分は鱗がありません。口は小さめで、筒のように突き出すことができます。

ヒイラギは、本州中部以南の西日本や朝鮮半島の南部、そして台湾まで広く分布しています。但し、琉球列島では近縁種が多く見られますが、沖ヒイラギは分布していません。当魚は主に内湾の砂泥底に生息しており、数十尾ほどの小さな群れを形成しています。また、河口などにも生息しており、肉食性の旺盛な食性を持っています。捕食対象となるのは、主に多毛類や甲殻類など、小型の底生生物となっています。産卵期としては、初夏のシーズンで、直径1ミリ以下の分離浮遊卵を産卵します。当魚の和名は長崎地方での呼び名に由来しており、分布域になる西日本の沿岸地方では、様々な地方名を付けてます。上下に咽頭歯がついており、それらを擦り合わせることで、発音することが出来ます。食道内に発行バクテリアを共生させており、暗所でも発行するのが特徴です。

ヒイラギの地方目には、銀色に光ることや、小骨の多さ、そして体形に因んだものが多く、鳥取ではエノハと称されています。但し、九州地方の一部では、エノハは淡水魚のヤマメを指す地域もあります。通常、地引き網や刺し網などの沿岸漁業で漁獲されていますが、群れで泳いでいるので多数を一度に捕獲することができます。鱗の棘条は鋭くなっており、取扱には注意が必要になります。可食部が少ない平小型魚なので、敢えて捕獲する漁師は少ないですが、地方によっては食用として重宝されています。身の質はアジ類ににており、塩焼きや唐揚げ、そして干物として食されています。骨は堅くなっていますが、酢に数時間つけることで、ある程度柔らかくすることが出来ます。当魚は、業務用食材の通販からでも仕入れることが出来ます。業務用の銀鮭を通販で仕入れる際の注意点としては、入荷情報を確かめることが挙げられます。銀鮭国内シェア9割!宮城に学ぶ食べ方4選!業務用鮭の種類まとめも参考にしてみて下さい。